2009 年 11 月 26 日

家紋梅の濃い情報

家紋梅について調べてみました。
京極家所蔵品など90点／家紋の歴史たどる文化展 – 四国新聞

京極家所蔵品など90点／家紋の歴史たどる文化展
四国新聞
丸亀市立資料館の企画展「家紋が伝える歴史と文化展」が、同市一番丁の同館で開かれている。２９日まで。家紋は平安時代に公家が牛車やこしなどに好みの文様を描いたのが始まりとされ、その後合戦の際、陣営の旗印などとして広まった。明治時代以降、紋付きの着物や羽織 …

この家紋たちは誰のものでしょうか？今日、家族で墓参りに行きました。今まで気が付かなかったんですが、墓石には家紋が彫られていて、墓地は家紋でいっぱいでした。私は一つひとつの墓に「失礼します」と断りを入れて、撮影してきました。（墓地を出るときも土下座してきました）そこで気になる家紋がありましたので、教えていただけると嬉しいです。左：私の家の家紋中：織田（!?）の家紋？右：？歴史好きの父は、「みんな勝手に決めた家紋や。武将なんて関係無いて。この織田の家紋かて、ここの家の人が織田好きやから、織田の家紋を自分の家の家紋にしただけやろ。」と言います。しかし、７年前に亡くなった祖父はよく、「自分の家の家紋は、よぉ覚えとくんやぞ。誇りに思え」と言われてました。この他にも苗字は違うのに、竹中半兵衛・前田利家・島左近・福島正則・片倉小十郎景綱・大谷吉継・豊臣秀吉・藤堂高虎（松永久秀と同じかも）・小早川秀秋、毛利の一文字と三つ星が逆になったものがありました。結構、前田の梅鉢が多く、私の家の家紋も多かったです。ちなみに京都の南にある墓地です。「関連ワード」：戦国武将家紋

●左が抱沢瀉（ダキオモダカ）オモダカという植物は、今はあまり見かけませんが、江戸時代には江戸っ子が水盤に生けて楽しんだ植物です。オモダカには球根がなく、葉が小形で花が咲き、クワイにも似ているので花クワイとも呼ばれています。水辺に咲くので【水野氏】の代表紋ともなっています。縁起のいい植物で、武将が用いています。葉が盾に似ているので、勝利のシンボルになっていて、その為【勝ち草】ともいわれています。使用家は毛利、木下、土井、酒井、松平（大給（おぎゆう）・滝脇）、浅野、小川、三浦氏ほか署名士族に多くいます。蔭山、尾藤氏が抱沢瀉・幡野氏が沢瀉、大橋、池田氏が花沢瀉、羽太氏が井筒内花沢瀉、三宅氏が追沢瀉の家紋。●中央が五窠（ゴカ）または織田瓜（オダウリ）の木瓜（モッコウ）紋五窠の【窠】の字は鳥の巣のこと。ただし、木の上に作る鳥の巣でなく、地上に作る鳥の巣。木瓜紋は一般には弁が４枚。５枚あるので五窠。織田家の家紋であるが、織田家が朝倉家の家臣だった時に、朝倉家（家紋・三盛木瓜）から下賜された家紋。朝倉氏の三つ木瓜では、おそれ多いので、ひとつの木瓜の家紋にしたとのこと。のちに朝倉氏は、織田信長に滅ぼされます。●右は五つ薺（ナズナ）の家紋かな？？ナズナは春の七草のひとつ。別名は三味線草やペンペン草。食べると命が延びるというので佳草のひとつとなっている植物。ナズナの家紋の使用家は清和源氏義光流の畠山氏、清和源氏頼光流の伊丹氏、犬飼氏、宇多源氏流の京極氏、日下部氏流の朝倉氏、良峰流の丹羽氏、仙台の伊達氏も使用。●星【一に三星】の家紋は、大江氏流の毛利、永井氏などの家紋。別名は【長門三星】。【三星に一】の家紋は、嵯峨源氏流の渡辺氏の家紋。別名は【渡辺星】。それ以外の使用家は、嵯峨源氏流の間瀬氏、清和源氏流の愛知氏、平氏支流の布施氏などが使用。どちらも元々は、三星が原形。この星はオリオン座の三星。星も一も、勝利を表す印。家紋の印には、それぞれ意味があります。自分たちの祖先が、一族の繁栄や家の繁栄、子孫繁栄を願って付けられたのが家紋となります。家紋は同族、一族の証でもありますので、好き勝手祖先が付けたものではありません。実際には父親の実家の方からも、母親の実家の方からも、家の家紋を使用することが出来ます。ですから、縁を辿ればなにがしの一族に辿りつきます。それが一族の印である家紋なのです。